お電話でのお問い合わせは 06-6722-1860
メールでのお問い合わせはこちらから
溶接技術と伝統 | 当社が主に行う金型の肉盛溶接、レーザー溶接とTIG溶接との比較などこれまでの溶接技術の伝統と現在の技術をご紹介



株式会社吉村熔接所 公式facebookページ 大阪商工会議所 東大阪地域密着ホームページ 東大阪バーチャルシティ

受け継がれてきた溶接技術

当社は創業以来40年余りとなるが、ガス溶接・ろう接から始まり、MIG溶接、TIG溶接へと続く溶接技術が存在しています。
現在、MIG溶接の短所を補うという観点からレーザ溶接に対する需要が増しており、当事業計画は新旧の技術サービスの融合を図ろうとするものであります。

金型の肉盛り溶接

当社では主に、金型の肉盛溶接を行っています。
一般的に、溶接とは部材同士を接合させるイメージがあるかと思いますが、肉盛溶接は表面処理技術としての溶接技術です。

金型の肉盛り溶接

【当社における金型の肉盛溶接の目的】

  1. 損傷した部位を修理・復元すること。
    または設計変更による改造に伴う肉盛溶接を施工し、再利用する。
    ・事例:
    金型における特定の刻印文字を肉盛溶接する。
    「2014年」を「2015年」と変更する場合、「2014年」の「4」を肉盛溶接する。
  2. 優れた特性をもつ溶接材料で型表層面を作り上げ、型寿命の向上を図る。
    ・事例:
    衝撃力に強い、または摩擦に強いなど表面特性が必要な場合、それに適した溶接材料を肉盛溶接する。

当社の溶接技術

  • 【MIG溶接】溶融接合、アーク溶接

    溶接ワイヤーを電極にしてシールドガスを使用し溶接
  • 【TIG溶接】溶融接合、アーク溶接

    タングステンを電極にしてシールドガスを使用し溶接
  • 【レーザー溶接】溶融接合、アーク溶接

    レーザー光線から発生する熱を利用し溶接
  • 【ガス溶接】溶融接合

    可燃ガスの燃焼によって得られる熱を利用し溶接
  • 【ろう接】液相・固相反応接合接合

    接合母材よりも融点の低いろうを用い、融解させずに接合

数十年来の溶接技術であるろう接は、銅パイプと真鍮ナットの溶接には欠かせない(アルミダイカスト金型の冷却に多用されている)ものであるが、この溶接はTIG溶接やレーザ溶接では不可能である。

当社では、このような従来式の溶接技術と、レーザ溶接技術を並存させた上で、新旧の溶接技術の中から、顧客における費用対効果が最も優れた金型溶接の提案を行いたいと考えている。

レーザー溶接とTIG溶接

レーザー溶接とTIG溶接の特性を比較してみました。

【溶接のイメージ】

レーザ溶接

レーザ溶接のイメージ

TIG溶接

TIG溶接のイメージ


【それぞれの長所】

レーザ溶接

  • 操作が簡単
  • 熱入力が低い(歪み,ヒケ,酸化が少ない、高精度な肉盛・溶接が可能)
  • 狭い溝・内角の隅肉・穴の底面などの肉盛が可能
  • 予熱・後熱が不要

TIG溶接

  • 肉盛スピードが速い
  • 下向きだけでなく、上向きの肉盛も可能
  • 広範囲・多量の肉盛が短時間で可能


【それぞれの短所】

レーザ溶接

  • 広範囲ではスピードが遅く時間がかかる
  • 顧客との密な交渉をしないと費用面でニーズに合わないこともある

TIG溶接

  • 熟練を要する
  • 熱入力が大きい(歪み・ヒケが大きい)
  • 余肉が大きい(仕上げ時間と費用がかかる)


TIG溶接は、広い範囲の肉盛溶接や製品部以外のベース部またはランナー部において多く用いられる溶接技術であり、一般的には困難とされる上向きの溶接も可能であるほど、操作性が優れている。

一方でレーザ溶接は、0.1o単位の精密な肉盛溶接が可能である。
特に高精度が求められる製品部において、溶接不良の重大な原因とるTIG溶接で発生したヒケ*を補う肉盛溶接には最適である。
(※ヒケとは、溶接時に発生する接合母材における「へこみ」や「やせ」をいう。)

レーザー溶接とTIG溶接